災害時の対応でMVNOキャリアを選択!熊本地震におけるMVNOキャリアの対応をまとめてみた

MVNO業界は今後どんどん認知度を高め、拡大していく事は間違いないと思います。そんな中、現在も熾烈なシェア争いが続いていて各社魅力的なキャンペーンを打ち出しています。

しかしMVNOキャリアの多さと、キャンペーンやプランがどんどん出てくるから、何をどのタイミングで選んだらいいか分からない方もいると思います。

この手の情報が好きで割りと見ている私もよく分からないというのが正直な所。それでもプランに関しては言うほど大差は無く、選択方法としては通信速度の安定感と、キャンペーンの利用が現在の私の持論ではあるが、ここで少し違った見方でMVNOの選択の指針となるべくまとめてみたいと思います。

今回まとめるものは、熊本地震のMVNOキャリアの対応 についてです。

2016年4月14日に発生したこの大地震、これにMVNOキャリアがどう対応したのか。今後同レベルの災害があった際に、このMVNOキャリはこんな対応をしてくれるだろうと予想がし易いと思います。

SMcFIGZ.png

MVNOキャリアの熊本地震の対応


まとめたのは以下の主要MVNOキャリア12社

・mineo
・FREETEL
・IIJmio
・OCNモバイル
・楽天モバイル
・So-net
・NifMo
・イオンモバイル
・BIGLOBE
・b-mobile
・U-mobile
・DTI SIM

以下に各社の対応をまとめますが、参照にしたのは各社のHPのお知らせ、またはニュースリリースの公式発表を日付順に掲載。配送遅延や伝言板への案内は省いています。

mineo の震災対応

■4月15日:毎月1GB引き出せるフリータンクを前倒しで対応 (本来は毎月21日から)


■4月20日:パケットギフト(2GB)の支援措置を実施


FREETEL の震災対応

■4月26日:利用料金の支払期限の延期


IIJmio の震災対応

■4月18日:災害時のIIJmioの利用案内を公開 (被災地、被災地外のユーザーに対して)


■4月18日(4月19日更新):4月分、5月分で利用出来ない期間のご利用料金を減免と2GB付与。


OCNモバイル の震災対応

■4月15日(5月31日更新):料金の支払期限の延長


■4月21日(5月31日更新):.料金の減免とレンタル接続機器の棄損・紛失に関する無償交換


■4月21日:5月末まで利用できる5GBの追加データ容量を無償で提供


楽天モバイル の震災対応

■5月2日:4月の月額料金を免除


So-net の震災対応

■地震の影響により利用できなかった期間の基本料金等を減免


NifMo の震災対応

■4月21日(5月13日更新):4月、5月の利用料金の減免


イオンモバイル の震災対応

■4月15日:契約住所が熊本県の全ユーザーに2GB付与

※イオンモバイルの公式案内が見つからないため公式Twitterのつぶやきを掲載。


BIGLOBE の震災対応

■4月25日:4月5月で利用出来なかった期間の減免


b-mobile の震災対応

■:無し (ソース発見できず)

U-mobile の震災対応

■:無し (ソース発見できず)

DTI SIM の震災対応

■:無し (ソース発見できず)

mineo の熊本地震の対応補足


各MVNOキャリアの熊本地震の対応は上記の通りですが、mienoの対応は私が当時、そして現在も契約していて他キャリアより詳しく見ていたので補足で記載します。

mineoは公式コミュニティサイトとしてマイネ王を運営していますが、その中の掲示板で地震以降利用ユーザーがパケット支援等のスレッドを数件立てられました。これはmineo (マイネ王) の対応ではなく利用ユーザーが善意で立てたものですが、ここでmineo (マイネ王) の隠れたアシストが光る。

通常はマイネ王の掲示板を開くと頭に 注目の投稿 の投稿としてランダムで記事が3件並びます。ここに地震以降、先に上げた利用ユーザーが立てた地震関係のスレッドが固定で掲載された。どの期間に固定で表示されていたか詳しくチェックしていなかったが、これはmineo (マイネ王) の隠れたファインプレーだったと思います。

一応mineoからの発表がないので固定化については私の推測でしか無いが、恐らく表示の仕様は変更していたと思います。

もう一点、こちらは同グループ全体の施策ですが、被災者支援 eoチャリティー壁紙の販売の案内を4月20日にスタッフブログに掲載。


このチャリティは最終的に 1,359,500円 も集まったようです。

募金総額:359,500円
ケイ・オプティコムからの義援金:1,000,000円
義援金総額:1,359,500円


IIJmioの名案内


各MVNOキャリアの地震に対する支援は色々あり、この辺は本社の規模等も少なからず影響している部分があると思います。内容だけで見るとFREETELの様なベンチャー企業が、他大企業と同じような支援を行なえというのは無理がある。

そんな中で企業規模とか関係ない案内を出したのが IIJmio です。これは先の各社の対応の中にもリンクを貼っている 災害時のIIJmioのご利用について の中で 被災地以外のご利用者の方にお願い の項目が、さすがIIJmioだなと思わせるものでした。

【重要】被災地以外のご利用者の方にお願い

IIJmioのデータ通信は、全国で一度に利用できるデータ通信量に限りがあります。被災地でのデータ通信をスムーズにするために、被災地以外にいらっしゃる方は以下の点にご協力お願いいたします。

・スマートフォンでの動画の閲覧(災害時のニュース動画配信など)
なるべくお避けください。TV・ワンセグ・ラジオがご利用できる場合は、そちらでの情報収集をご検討ください。

・スピードテストなど不要不急の通信
お控えください。


どこかの大手MVNOキャリアが地震後のインタビューで答えていたが、地震でトラフィックが増加した影響はあまりなかったらしい。しかし、MVNOは総じて混線時は通信速度が遅いのは誰もが感じていることでしょう。

そして今はまだ県単位で見た時にまだ利用ユーザーは少なくて今回は影響は少なかったかもしれ。しかし初めに言ったようにMVNO市場が拡大しているから、今後同規模かそれ以上の災害があった際に、通信速度が遅い等の影響が大きくなる可能性は高い。だからこそIIJmioのこの案内は素晴らしいと思ったし、色々考えさせられました。

まとめ


という事で熊本地震の各MVNOキャリアの対応をまとめましたがいかがでしたでしょうか。災害はいつ起こるか予測出来ないので、この辺の意識を常に持つというのは中々難しいですが、MVNOを選択する上で料金やキャンペーン以外の災害後の手厚い対応というのも指針の一つだと思います。

現在MVNOを契約している人も自分の契約しているMVNOキャリアが、熊本地震でどの様な対応をしたのかは調べておいた方がいいでしょう。それにしてもキャリアによって結構対応が違うもんですね。

スポンサードリンク


Category:MVNO/格安SIM
Tags:MVNOまとめmineoFREETELIIJmioOCNモバイル楽天モバイルSo-netNifMoイオンモバイル

amazon タブレット

Audible